Instagramを開けば、子育てに忙しそうな友人や、独身生活を楽しんでいるバリキャリ独女の友人の姿。そんな様子に「自分の人生は、本当にこれでいいのかな」とモヤモヤ悩んでいませんか? “隣の芝生”が青く見えてしまう、そんなアラサー女性のモヤモヤの対処法をご紹介します。
筆者の独身の女友達は、キャリアウーマンで高給取り。休日に華道を習い、数万円するお寿司を友達と食べに行き、仕事のご褒美にブランド品をポンと購入する。なんとも羨ましい生活を送っています。
でも、そんな彼女が「隣の芝生はいつでも青いよ」とポツリとひとこと。
Instagramを開けば、子どもを抱いて幸せそうな友人の写真や、頻繁に海外旅行に行き、独身生活を謳歌しているバリキャリ独女の友人の姿がありますよね。
SNSが発達した今、そんな姿を目にすると、「自分の生活や人生は、本当にこれでいいのかな」とモヤモヤ悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
実は筆者にも、そんな時期がありました。隣の芝生は、いつでも青いもの。
でも、SNS上ではとびきり幸せそうな彼女だって、実は悩んでいるかもしれません。
今回はそんな隣の芝生が青い問題と、対処方法をご紹介します。
筆者のモヤモヤ期
30代前半の2年間、私にもモヤモヤ期がありました。
当時、行政書士事務所を開業し、さらに、司法書士試験受験のため、遊び心を封印し、仕事と勉強だけのストイック(地味)な日々を送っていた頃です。
周囲がどんどん結婚・出産していくのを横目に「結婚しなければいけないのでは?」とグルグル悩む毎日。一ミリの結婚願望もないのに、です。笑
この2年間はかなりツラく「ずっとモヤモヤした気持ちで過ごすのかな」と不安ばかり。幸いある時期から心のモヤモヤは、ゆっくりゆっくり晴れていきましたが。
きっかけは、「私、本当に幸せなの。こんな旦那様に巡り会えて超ラッキー。運命だわ」なんて言っていた友人が、あっという間に離婚したり、SNSでは幸せな姿を見せびらかしている彼女が、実は夫の浮気に悩んでいたり、自らも不倫していたりする事実を聞くと「私の人生は、このままでいいじゃん」と思えたからです。
2年かかりましたが、これもいい経験。
私は、ライターという仕事柄「SNSでは幸せそうに見えるけど、実はね……」と、友人たちが、こっそり見えない部分を教えてくれます。
例えば次のように。隣の芝生は意外と青くないですよ。
医者の妻の悩み
30歳を超えて、穏やかなお医者様と結婚した友人。結婚後すぐに妊娠、出産。家庭も大切だけど仕事も好きな彼女は、育休明けの仕事復帰も楽しみにしていました。
フェイスブックには、子育ての楽しそうな様子と、育休明けを楽しみにしている様子がアップされます。
ところで、彼女が結婚した相手は、お父様も弟も医者、お母様は専業主婦という家で育ちました。
専業主婦の姑にとっては、お金に困っているわけでもないのに、嫁が仕事をしたがる理由が理解できないそうで、「〇〇君(友人夫)の稼ぎだけではやっていけないの?」と本気で心配されているそうです。
友人は、「働く母という立場を理解してもらえないのが、なかなか苦しいと」吐露します。
「アラサーで優しいお医者様と結婚できて、かわいい子どもがいる」といううわべだけ見れば、悩みなんてなさそうですが、見えない悩みがあるものですね。
子どもは天使だけど……
社交的で、クラブやバーなど、人が大勢いる場所が大好きな友人。でも、結婚し、子どもができると、そんな遊びまわる生活からは卒業。彼女のInstagramには、娘との楽しい日常と、経営者として活躍する様子が日々アップされます。
そんな彼女でも、自分の好きなタイミングで飲みに出たり、ふらっと遊びに出かけられる独身女性に対し、羨ましさを感じると言います。
独女の毎日は充実してる?
では、その独身女性はというと……。確かに自由ですが、老後や、ひとりで生きるためのお金の心配なんかをしているわけです。
筆者もそのひとりですが「高齢になり、賃貸マンションの契約を断られる事態になったらどうしよう」と不安を感じていました。最期に迷惑をかけないよう、セキュリティーや介護、いざという場合の準備をし、アパート契約させてもらおう、と今から計画しているくらいです。
また「さすがに結婚したい」と嘆く独身女性も多いですよね。独身女性には独身女性の、既婚者には既婚者の、お母さんにはお母さんの「隣の青い芝生」があるんですね。
では、隣の芝生が青く見える問題、どうすりゃいいんでしょうね?
うんと年上の女性に相談する
結婚しなくちゃいけないのか……と悩む筆者を救ったアドバイスのひとつは「誰かひとりの男に決めるなんて、もったいない」でした。30歳以上年上の、自分の生き方を貫いた女性のひとことです。
いろいろ経験してきた女性のアドバイスは、私の中にストンと入って、「確かに!」と単純な私は納得しました。
隣の芝生より自分の芝生
それでも、隣の芝生が青く見えて、羨ましさを感じたら、
「その人と、生活も見た目も、人生の全てを入れ替えたい?」
と自分に聞いてみてください。私の経験では、答えがイエスになったことは一度もありません。
さらに、この質問を自分に投げかけると「私の人生も今の生活も結構素敵だよね!」と気づいて、一層、人生が楽しくなりますよ。
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いかがでしたか? 隣の芝生は、いつだって青く見えてしまうもの。でも実は、上記のとおり、思っているほど青々と茂ってはいないんです。
自分の今いる場所が、一番居心地がいい場所なのではないでしょうか。