2019年11月13日水曜日

売春宿に売られた少女

だまされて売春宿に売られた少女、サリナ17歳

「子どもが、まるでモノのように売られてしまう」
日本では信じられないような行為が、今も世界中で起こり続けているという事実を、
あなたはご存知でしょうか?インド西ベンガル州に住むサリナは17歳のとき、
だまされて売春宿に売られました。彼女が7人兄弟の長女として育ったのは、
インドの西ベンガル州にある貧しい農村。学校にも行けずに
「3食食べるのがやっと」という子ども時代を過ごします。


「私が、両親や幼い兄弟を支えたい!」
都会に働きに出ることを決めた彼女は、
同じ村に住む親戚から「良い働き口を紹介してあげる」と声をかけられます。

“家に招かれ、勧められたお茶を飲むと、意識を失ってしまいました。
たぶん睡眠薬が入っていたのでしょう。
気がついたら電車に乗っていて、知らない男が隣にいました。
「どこに行くの?」「イヤだ、家に帰してほしい」そう言うと返ってきたのが、
「おまえはあの親戚の女に売られたんだよ」という冷たい言葉でした。
そして、連れて行かれた先は売春宿。
朝から晩まで、つらい暴力をたくさん受けながら、
嫌な仕事をさせられ、食事も与えられず、
劣悪な環境でつめこまれるように眠る。そんな生活が何年も続きました。”



幸いにも救出されて、村に戻った後も
過酷な運命が待ち受けていました。

友達から無視をされる、村人から家に火をつけられる。
性産業に関わった人を「汚らしい」と見る文化のもと、差別と嫌がらせに遭った彼女は、
私たちのパートナー団体のサポートを何年も受け、ようやく立ち直りました。
そして村はずれに小さなお店を建てました。

“私はこれまでずっとコントロール「される」側の人間でした。
誰かに命令され、従うしかなかった。
そんな私が「今日の仕入れは何にしよう、儲かったお金で何を買おう」と考えて
行動を起こせるようになった。
「人身売買の被害者」から「ビジネスウーマン」になったんです。
支配される側から、自分で何かを決める側になれたのです。


人身売買の被害者が立ち直ることをサポートし、
悲劇がくり返されないよう加害者たちが
罰せられる仕組み作りを インドで続けています。

世界の子どもを助けるためのご支援をお願いします


                                              認定NPO法人かものはしプロジェクト 共同代表 村田早耶香

あなたの1,000円で、子どもたちの人生が変わります。
スタッフ一同、今すぐのご支援をお待ちしています。

※かものはしプロジェクトは、被害者のプライバシーと意志を尊重し、被害者個人が特定される写真は使用いたしません。
※右記のページは、当団体が認めているキャンペーンです。https://gooddo.jp/
認定NPO法人かものはしプロジェクト

〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-23-5 長谷部第一ビル402号室
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