相手のことを思えばこそのアドバイス。しかし、それがたとえ正論であっても相手の行動が変わらないことってありませんか?相手がアドバイスを元に行動に移せない理由のひとつとして考えられることや、アドバイスをより相手の心に届けやすくするオススメの表現方法を、男女の傾向別にご紹介します。
相手のことを思えばこそのアドバイス。しかし、それがたとえ正論であっても相手の行動が変わらないことってありませんか?
相手がアドバイスを元に行動に移せない理由のひとつとして考えられることや、アドバイスをより相手の心に届けやすくするオススメの表現方法を、男女の傾向別にご紹介します。
正論であっても届かないアドバイス
男性は自分の信念を曲げられない
男性にアドバイスをしても相手の行動が変わらない場合、自分の信念を曲げることができなくなっている、という可能性が考えられます。
男性は「自分の考えを曲げること」が、「自分自身を全否定する」ように感じて動けなくなる傾向があるのです。
物事を積み上げ式で考えていくので、自分が今まで積み上げてきた経験をひとつでも「ダメ」と言われると、全てを否定されていると感じやすいのです。
女性は気持ちの整理をつけなければ進めない
女性へのアドバイスは、アドバイスをされた側の女性の「気持ち」に整理がつかない限り、たとえ正論であっても無駄に終わってしまう場合が多いです。
なぜかというと、女性は「気持ち」ベースで行動を決める傾向があるからです。
例えばその女性が「彼氏と離れたくない」と感じていたら、たとえ自分でも未来が無いと分かっていても、他者から「傷つくだけだから辞めておきな」とアドバイスをされても離れられないのです。
男女で違う!? 相手の心に届くアドバイス方法
言葉を変えると受け入れられる可能性も変わる
自分の言いたいことを言うのではなく、相手の心に届くように伝えるのがアドバイスをするときのコツです。
先にお伝えした男女の傾向から、女性・男性にアドバイスをするときのオススメの表現方法をご紹介します。
男性にアドバイスをするときは、主義主張や相手の過去を否定しない伝え方が効果的です。
「〇〇さんの言うことはもっともです。やり方が悪いんじゃなくて、外の環境が変わってしまったのでこれをプラスでやって貰いたいんです。ホント、うちも外がそのままだったら楽なんですけどね」
過去の行為を否定しないことによって、相手は「しかたないなぁ。やってやるか」という気持ちになりやすいです。
女性にアドバイスをするときは、気持ちに響くような表現にするのがオススメです。
「〇〇さんの気持ち、分かるよ。私にもそんなときがあった。乗り越えるには今、少しの勇気を持つことが必要なんだよ。大丈夫、あなたなら出来るから」
このように気持ちを軸にした言い方にすると、相手が行動に移す可能性が上がります。
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相手のためを思ってするアドバイス。それを相手の心まで届けるには、何重もの心の壁をすり抜けられるような言葉を選ぶことが重要です。”正論”だけではなく”伝えたいという心”も必要なのかもしれませんね。
男女別・焦っている相手を冷静にさせる方法
少し話は変わりますが、焦っている相手を冷静にさせるオススメの方法にも男女で違いがあります。
男性が焦っているときは、まず事実確認をしてから「落ち着こう」と言うのがオススメです。
例えば男性が「財布を失くした」と焦りだした場合、
「そっか、財布を失くしたんだね。分かった。でもまずは冷静になろう」
というように呼び掛けるとよいでしょう。
男性の場合「財布がない」という事実を伝えるまでは焦りが解消されない傾向があるので、まずは事実確認をすることが大事なのです。
そのあと「冷静になろう」と伝えれば早めに気持ちを静めてくれます。
女性が焦っている場合は、一旦一緒に焦るのがオススメです。
例えば女性が同じく「財布を失くした」と言ってきた場合、
「え!財布をなくしちゃったの?それは大変だ!!」
と、一旦応じるのです。その後「でも、家は探した?」などと誘導してみてください。
女性は相手が冷静なままだと、ことの重大さが伝わっていないと感じ、どんどん焦って伝えようとしてしまう傾向があるのです。
ですから女性が焦りだしたら、まずはフリでもいいので一緒に焦ると、早い段階で冷静さを取り戻してくれる可能性が高まります。
緊急時というのは、男女ともに冷静になれないもの。ですから、周りの人が冷静になれるように促すことも重要です。ぜひ相手に合わせて、誘導方法を変えてみてはいかがでしょうか。
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