ミドルエイジ・クライシスという言葉があるが、それを証明するかのように、先進国において一番不幸せを感じる年齢は47.2歳であることが判明したそうだ。
米ダートマス大学の経済学者デビッド・ブランチフラワー教授らは、123ヶ国のデータを用いて、幸福と年齢との関係を分析した。
その結果、どの国でも、人は47.2歳前後になると人生のどん底を感じていることがわかったという。
ミドルエイジ・クライシスとは?
「ミドルエイジ・クライシス」、あるいは「ミッドエイジ・クライシス」は、日本では「中年の危機」、あるいは「第二の思春期」とも言われている。
人生も中盤となり、それなりの人生経験も積んできた。「自分はこのままでよいのか?」とふと我に返る。若い頃のように体は思うように動かない。若さを取り戻したい。でも自分の限界はもうここまでなんじゃないか?
様々な不安や葛藤を抱え、心も体も不安定な状態になることが、「ミドルエイジ・クライシス」なのだ。いわば人生の転換期のようなものである。
47.2歳で一番不幸を感じるけど、後にまた幸福度は上がる
調査の対象となった123ヶ国のどの国でも一生の幸せは、U字のカーブを描くことが明らかになったという。
つまり、幸せな子供時代を過ごした後、そうした幸福感は徐々に薄れてしまう。そして先進国では47.2歳(途上国では48.2歳)でどん底を味わうのだ。だが安心して欲しい。そこからまた幸福感を感じられるようになるということだ。
カーブは、給料の中央値が高い国もそうでない国も、国民が長生きな国もそうでない国も、どこでも当てはまります。(ブランチフラワー教授)
この年代の上司や先生たちからいつも厳しく当られているという若い人もいるかもしれない。でも、そんな彼らがじつは様々な葛藤を抱えているということだ。もしかしたら八つ当たりしていたのかもしれない。
また今自分がまさにこの年齢で、どうにも人生がつまらないというのなら、しばらくすればまた幸せな時代がやってくるという事実を思い出してほしい。
もちろん個人差はあるだろうが、人生はU字カーブ。自暴自棄にならず、自分らしく前向きに生きることでいつかきっと上がることができると強く信じよう。と自分に言い聞かせてみた私がちょっと通りますよ。
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