新型コロナウイルスが原因の肺炎で死者1名、ヒトからヒトへは感染しない見込み
中国の湖北省武漢市でウイルス性肺炎が発生し、男性1名が死亡しました。武漢からタイを訪れていて軽度の肺炎と診断された中国人旅行者からも、同じ肺炎を引き起こしているウイルスが検出されています。このウイルスは新型のコロナウイルスであるとみられ、2002年から2003年にかけて中国本土や香港で流行して合計600人以上が亡くなったSARS(重症急性呼吸器症候群)を引き起こしたコロナウイルスとの類似性も指摘されています。
武漢では2019年12月から肺炎が流行していて、2020年1月9日に男性1名が死亡しました。肺炎の原因は当初不明でしたが、調べにより、新型のコロナウイルスが引き起こしたものであるとわかりました。
このコロナウイルスによる肺炎はこれまでに41例が確認されていて、タイでも武漢からの中国人旅行者が感染していたことが確認されていますが、この旅行者を除くと2020年1月3日以降の新規感染者は見つかっておらず、ヒトからヒトへは感染しないと考えられています。
また、死亡した男性を含めて、感染者は武漢華南海鮮卸売市場で働いている人や市場でものを買った人が多いことから、武漢市衛生健康委員会は市場を閉鎖して調査を進めています。
なお、原因となったコロナウイルスは、2002年から2003年にかけて大流行し800名近くが亡くなったSARSを引き起こしたSARSコロナウイルスと遺伝子配列において80%の類似性が見られたとのことですが、SARSコロナウイルスではないとのことです。
また、死亡した男性を含めて、感染者は武漢華南海鮮卸売市場で働いている人や市場でものを買った人が多いことから、武漢市衛生健康委員会は市場を閉鎖して調査を進めています。
なお、原因となったコロナウイルスは、2002年から2003年にかけて大流行し800名近くが亡くなったSARSを引き起こしたSARSコロナウイルスと遺伝子配列において80%の類似性が見られたとのことですが、SARSコロナウイルスではないとのことです。
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