2020年1月16日木曜日

「邪魔なんだよっ!」 、「子連れで乗るな」という批判

通勤ラッシュでベビーカーに暴言「邪魔なんだよっ!」 、「子連れで乗るな」という批判

通勤ラッシュでベビーカーに暴言「邪魔なんだよっ!」 、「子連れで乗るな」という批判の画像1

 ものまねタレントのみかんが15日、「乗っちゃいけないの!?」というタイトルでブログを更新。子どもを連れてラッシュ時の電車に乗ったところ、見知らぬ男性から暴言を吐かれ、<とても辛く苦しい思いをした>と明かした。
 みかんは基本的には車移動だが、この日は仕事の都合で電車移動を選択。子どもを預けることも難しく、やむを得ず子どもを連れて朝8時台の電車に乗り、仕事に向かったという。
 しかし、朝の通勤ラッシュ時の電車は大混雑。ベビーカー優先の車両を利用しようとしたが乗れず、3本電車を見送ってようやく乗車できたそうだ。
<ベビーカーと仕事道具が入ったトランクもあったので、荷物はなるべく最小限に抑え小さめのトランクで少しでも迷惑かけないよう頑張って来たつもりです>
 と、周囲の迷惑にならない配慮をしていたそうだが、それにも関わらず、降車していくサラリーマンから「邪魔なんだよっ!」と嫌なトーンで捨て台詞を吐かれたという。
なんて心が狭い人がいるんだろうと思った反面、とても辛く苦しい思いをして、その場にいるのが耐えられなかったです。。。次の駅でマネージャーに会い、なんか泣きそうになっちゃった
こんな思いをして電車に乗らないといけないんでしょうか? 正直、もう電車移動はあまりしたくないと思いました>
<女性専用車両があるなら、「女性&ベビーカー&マタニティ&子供専用&車椅子」などなど、これらをひっくるめた号車を10何号車ある中で1つ作って頂きたい!! そうすれば、不快な思いをする人も減るし、共感も出来てみんな快適に過ごせると思うんだけどなぁ>
 このブログ内容に、ネット上ではさまざまな意見が続出。みかんに同情する声もあるものの、とくに目立つのは「子連れで通勤ラッシュの電車に乗るな」という意見だ。
 Yahoo!ニュースのコメント欄では、「暴言を吐いたサラリーマンは論外だけど、ラッシュ時にベビーカーは誰でも邪魔って思ってるよ」「そんな小さい子がいるならタクシーを使うべきです」などと、否定的な声が大きくなっている。
 また、「子どもを連れて電車に乗ること自体は問題じゃないですが、ラッシュの時間帯に乗るのはオススメしません」「殺人的に混んでるラッシュ時の電車に小さい子にベビーカーにキャリーバッグまで抱えて……は危険だし、子どものためにもやめた方がいいと思う」と忠告する意見も多くあった。

誰も好きで通勤ラッシュにベビーカーを乗せていない

 タレントのように発信力のある著名人に限らず、SNSでは「ベビーカーで電車に乗ったら睨まれた」「ベビーカーを見て嫌な顔をされた」などと訴える声が多くある。
 ネット上では、ベビーカーや親子連れへの嫌悪を訴えてはばからない声は珍しいものではない。公共交通機関を利用する子連れの保護者を「子連れ様」や「ベビーカー様」と揶揄し、煙たがる人がいることも事実だ。
 そうした視線は、子育てをする親に肩身の狭い思いをさせ、追い詰める。
 保護者の立場にたってみれば、できることなら通勤ラッシュの時間帯に、子連れで電車移動をしたくないものだ。やむを得ない事情があって利用している場合が多いだろう。大前提として、子連れやベビーカーが電車に乗れない・乗ってはいけない理由はない。
 しかしこの問題の難しさは、電車に乗り合わせたベビーカーを「邪魔だ」と感じてしまう人を、一概に「不寛容だ」と断罪したとしても、問題そのものが解決に向かうことはないのではないかという点だ。親子連れに敵意を向けたり、暴言を吐いたりするような輩は論外だが、仕事に向かう超満員の電車で気持ちに余裕が持てず、殺伐とすること自体は誰にでも起こり得る。
 結局のところ、社会側の多様性の担保がまだまだ足りない。ベビーカーを利用する乗客がいるのは「当たり前のこと」であり、もっと言えば車椅子ユーザー、盲導犬など、様々な人々でこの社会が構成されているということを私たちは知っておく必要がある。この社会は現状が完成形ではないし最良のかたちを保っているわけでもない。様々な条件や事情を持つ人々の使いやすさを意識した社会インフラに改善していくことも重要だ。もちろん、通勤ラッシュの混雑が解消できればなお良いが……。
https://wezz-y.com/archives/70597


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