2020年最初の満月が1月11日(土)に訪れる。ウルフムーンとよばれる1月の満月だが、今回は半影月食を伴っているのでワクワク度も高い。
今のところ天気予報は全国的に雨の地域が多いので見ることができるかどうか心配だが、月のパワーが最高潮に高まる満月は、人間の生命力が高まる時でもある。祈りを込めながら空を見上げてみよう。
1月の満月はウルフムーン
アメリカのThe Old Farmer’s Almanacという農業暦には、各月の満月の呼び名が記載されており、それによると、1月の満月は「ウルフムーン」となる。
1月の満月がウルフムーンと呼ばれる理由は諸説あるが、この時期になると狼がより頻繁に遠吠えをすることからだという説が一般的である。
冬の間、狼は縄張りを主張をし、仲間を見つけて狩りをするために遠吠えをする傾向が多くみられるという。
また、先祖代々ネイティブアメリカンは狼に対して、多大なる尊敬の念を抱いていた。そうした背景から、狼に敬意を表し、1月の満月の呼び名となったとも言われている。
他にも1月の満月には、コールドムーンやオールドムーン、グレートスピリットムーン、ウインタームーンなど複数の名称が存在している。
Full Moon: January Full Wolf Moon
満月と同時に半影月食も
新年初の満月は11月11日(土)の4時21分。なので前日10日の夜にはほぼ満月をみることができる。また今回の満月は半影月食をともなってやってくる。
半影月食は、月が地球のかすかな外側の影(半影)を通過するときに起こる現象で、満月の時に発生する。
半影食の始まりは午前2時7分、食の最大は午前4時10分、半影食の終わりは午前6時12分となる。いずれも全国共通である。
この間、月は通常よりも少し暗いように見え、減光がわずかなため、肉眼では判別しづらいかもしれないが、逆にそれが神秘的に見える。
専門サイトの情報では、今回の満月は地球の本影近くまでかなり近づくため、半影月食を肉眼でも認識できる可能性がかなり高いということだ。
2016年3月23日に発生した半影月食
とはいえすべては天気が良いという条件があってこそ。今回半影月食が見られなくても次のチャンスは6月6日に訪れる。
1月の満月は蟹座で起きる
占星術によると、蟹座で起きる満月の時は、自分を顧みるのに最適なのだという。自分の居場所を再確認し、平穏を保ち、感情を安定させることが、将来的に夢や願いを叶えることにつながるという。自分でまいた種を育てる時期ということだ。
また、月食の満月は、生まれ持った使命や課題が見えてくる時でもある。そしてそのを使命を果たすべき出来事が起きる可能性も高いという。
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